先日のMANDALAライブなのですが。
大学時代の恩師である、難波弘之先生が、なんと見に来てくださっていました。
実は、難波先生は、大学時代にも、一度ライブを見に来てくださったことがありました。
その頃はまだ自分も、バンドに参加する形でしかライブをしたことがなかったので、とあるバンドで鍵盤を弾いていたのだけど…
その、あまり、
演奏がよろしくなかったようで…
先生、途中で帰ってしまわれました。(爆)
後日、「あなたの演奏が悪かったわけじゃないんだけど、バンドがね、ごめんなさいね」
と言ってくださいましたが
私の中ではかなり、トラウマになってました…。
で、15年ほどの時を越え、再び見て頂く機会に恵まれ。
今回は、最後まで見ていただけたので、ほんとによかったです。
先生にもそのことをお伝えしました。
ひとつだけ、自分のトラウマを消すことができました。
思えば、昔からたくさん失敗をしてきて、いろんなトラウマがあります。
自分はほんと、ダメダメな人間でした。
小学校低学年の頃なんかは、知的障害でないかと思われるほど発達が遅かったし、
忘れ物グラフの伸び方はいつでも、男子を追い越してクラス一。
保健委員チェックの、ハンカチとティッシュとつめ切りはいつもNG。
中学校になっても、不器用でうまく三つ編みができず、生徒手帳の写真は髪ボサボサ。
洋服のセンスも変だったし、会話も合わなくて、クラスに友達ができなくて、
IBS(過敏性腸症候群)っていうオナラのでる病気になって、クラスではくさいと避けられ、よけいに友達がいなくなった。
高校生になってバイトをしても、教えてもらう通りのことが全然できなかった。
はじめてきちんとした音楽の仕事を頂いた時も、
本番前に楽屋で寝ていたら、誰も私に気づかずに本番が始まり、1曲削らせるハメになったり。
楽屋で、そんな格好全然変だから、これを使いなさいとメインの人に怒られたこともあるし、メイクもめちゃくちゃだった…
だんだん声がちいさくなってきます(笑)
ざっと思い返しただけでもすらすら出てくるし、まだまだ、いっぱいあります。
なんども、私はホント馬鹿で、どうしようもないって
頭も顔も全部、誰かと取り替えたいって思ってました。
でも、色々、知らなかっただけでもあって。
なんで忘れ物をしちゃいけないか、どうしたら忘れないかを知らなかっただけ。
三つ編みだって慣れたらできたし(未だに髪をいじるのは得意ではないが)、髪の毛のムースを売ってる場所を知らなかった。
洋服もどこで買えばいいか知らなかった。
バイトも、2軒目からはきちんと仕事をこなせるようになったし、音楽の仕事も、どうやったらミスをしないかわかるようになった。
メイクも、いったんとことん濃くすることを覚えたら、人並みにできるようになった。
普通は誰も、そんな基本的なこと教えてくれない。
でも、時々教えてくれる人もいる。
あれはまだ大学時代、小岩のM7でライブをして、打ち上げ会場に財布を忘れて終電を逃した時ことがあった。
近くのM系のスタジオで働いてる知り合いがいたので、スタジオのロビーで寝かせてもらった。
その時、自分がいかに忘れ物が多く、うっかりしているかをがっつり落ち込んで話していたら、
「全部書けよ!持ってくものでも、これからしようとしてるものでも、全部書け!」
と怒ってくれた。
それから全部書くようにしてます。ノートは友達。
なんだか話がそれてきたけど、自分がいかにダメか、自分はよくわかっていて。
自分がダサイ、キモイとも、ずっと感じていて。
だから、人にうざがられないように、とにかくさっぱりしていようと、20代くらいからずっと思ってきました。
すごくあなたのことが大事と思っていても、言わない。
むかついても、自分の中で消化して、言わない。
そのほうが、自分のダメなところもバレないし、ずっと適度な距離を持って接していられるし、仕事として割り切ることもできるし。
でもなんかもう、強がるのは疲れちゃったし
普通に、だめなやつ、めんどくさいやつと思われてもいいから、
無理をしたくないし、本音で話したい。
自分、極端に照れ屋なので、本音で話すのが苦手なのもありますが
なんか、これから、めんどくさいやつになったり、ダメなところをいっぱい見せちゃうかもしれないけど
自然体でいたいなって思うようになりました。

本来、女性って、理論じゃなくて、気持ちや感覚の生き方をしても良い気がするのです。
でも自分は、自分を押し殺すことで、理論で生きていた感じがする。
もっと、しあわせ〜!とか、うれしい〜!とか
恥ずかしがらずに自分を解放できるようになりたい。
生まれてから、「女性に生まれてよかった」と思えたことなんてなくて、損してばっかりだと思ってきたけど
せっかくだから、よかったと思えるようになりたい。
最近はそう、強く思ってます。
しあわせって結局、自分がしあわせと思うことがしあわせなはず。
すみません、なんか変な自分語りみたいになってしまった。
たまには自分自身を見直すときもあります。
そうそう、15年以上前に作った、IBSのサイトがまだあります。
こちらです。
今になってはもう、パスワードがわからないから、消すことも更新もできないんだけど、
トップページの三角帽子のこびとくんが、ずっと守ってくれていました。
もし過敏性腸症候群の方がいらしたら、よかったら見に来てくださいませ。