2024年05月03日

【Mac】Digital Performer11でRoland INTEGRA-7のパッチリストを表示したい【改訂】

Digital Performer(ver11)上で
Rolandの音源 INTEGRA-7のパッチリストを表示したい。
(Mac OS 14.5)

Digital Performer上で、INTEGRAのパッチを選べなくて
midnamをいじればいいとわかってはいたんだけど、前も一度挫折していて、
しかたないから毎回音色の番号だけ控えて、手動で選んでいた。
スクリーンショット 2021-04-26 17.55.47.png
表示されないよ〜


今回やっとパッチを表示、選択できたので備忘録。
(できない子のメモですみません…)


1)midnamファルを入手

本来はここに
https://digicake.com/の右下に小さく
いろんなシンセや音源のパッチリスト、midnamがあるときき、見に行く。

スクリーンショット 2021-04-26 17.49.45.png
この右下にめっちゃちっちゃくmidnamがある。
この中にあるシンセ、音源であれば、ここからパッチリストをダウンロードしてくるべし。

でもINTEGRA-7は入っていないので
INTEGRA-7.midnam
INTEGRA-7.zip
こちらにこっそり置きました。
私が作ったのではなく、Rob Martin さんがCherryPickerで作成したものです。
File Generated with 'CherryPicker' by Rob Martin 2003
と記載があります。


2)ファイルをライブラリの中へ

HD直下の
/Library/Audio/MIDI Devices/MOTU/Roland/
を開く。
(Optionを押しながらじゃなくても普通に開ける方のライブラリ)

この中に、
先ほどのINTEGRA-7.zipを解凍したものとINTEGRA-7.midnam
を入れる。


3)Roland.middevファイルを編集

さきほどの
/Library/Audio/MIDI Devices/MOTU/Roland/
 の、フォルダ内のRoland.middevファイルをテキストエディタで開いて
スクリーンショット 2024-05-03 16.17.31.png

こんなかんじで他のデバイスと並べてINTEGRA-7を用意して保存。
細かい設定のところはわからないんで専門の方お願いしますですが
あとでAudio MIDI設定でいじれるので問題なし。


3)Audio MIDI設定

ここまでやればINTEGRA-7が表示されるようになっているので
接続先にINTEGRA-7を選ぶ。

スクリーンショット 2021-04-26 17.33.50.png

4)いちおうDPの再起動

できた!
スクリーンショット 2021-04-26 17.58.10.png


お疲れ様でした。
posted by furani at 16:06| 日記

2023年11月01日

雑記 adv / doorとか

ライブハウスで育ってきた(と思っている)自分。
初めてのライブハウスは高校生の時だった。

井の頭公園でサックスを吹いていたお兄さんにチケットを買わされて(マジでそんな感じ)はじめてライブハウスに足を踏み入れたのだけど

ワンドリンクって何?
なんでこんなにでっかい音なの?
お目当てじゃないバンドいっぱい出てくるけど何?(対バン形式のことももちろん知らない)

わからないことばっかりだった。


さすがに30年近くもライブハウスに出入りしていて、だいたいのことは当たり前にわかっているけども、それでも、これは初見じゃわかんないよなぁと思うことも多いし、慣習になってるから見過ごしていることも多い。


その一つが「前売り料金」

前売2000円 当日2500円とかのやつ。
これはそもそも、「紙のチケットを何らかの形で事前に買うと、当日ふらっと会場に行くよりもちょこっと安いよ」というシステムだったのかな?と思っているが(そのシステム自体ない会場ももちろんあるが)
これだけSNSやら発達した世の中だし、でっかいコンサートみたいにコンビニ発券なんてシステムも小さなライブハウスにはなかなか無いので、メール等で【チケット取り置きのご予約を受け付ける】形にしていることが多い。

会場によってはそもそも紙のチケットがない(自分で作ることもあるけど)こともあって、そうなってくるともうなんにも前売りしてなくて、ただの【行きますよという約束】になる。
だから、ライブ告知で【前売】と書いていても、実際は【予約】を受け付けているだけだよなぁと思う。


でも
【予約】【当日】って並べちゃうと、なんかちょこっとわかりにくくなりません?
【予約あり】【予約なし】ってことなんだけど、そう書くのもなんか微妙な気がするし
【前売】【当日】のほうが直感的な気がしなくもない。

前売りしたり予約を受け付けることで、だいたいのお客様の数が把握できて、席数を調整したりソールドアウトの対応もできる(私クラスになると滅多にお目にかかれませんが)ので、前売りや予約をしていただけると大変ありがたい。
だから前売りや予約にメリットをつける意味もあって、ご予約なしの当日料金を少し高くするシステムなのかしらと思っている。


ただ、この 【予約システム】には問題もあって、 【予約】の時点ではソールドアウトになったのに、蓋を開けてみたら全然満席じゃない、つまりウソの予約が入っているという問題もほうぼうで起こっている。
予約の時点では支払いもされてないので、無断キャンセルが2桁とかにのぼると、さすがに困ってしまうのだ。


あと、adv / door ってかっこよく書いてるのも見たことあるけど

advはAdvance Ticketで、「前払」的な意味、つまり前売り料金のこと
doorは当日に入り口で買う(dayと書いてることも)、つまり当日料金のこと。

【前売】【当日】とか書くのがスタイリッシュじゃなく見えて使うのかもだけど…
これはさすがの私もわからなくてはじめググりました。
こういう表記をしてしまうと、慣れてないと行きにくいような、ライブハウスの門戸を狭めてしまう気がして心配になる。


ツイッター…じゃないや、エックスで
【海外のクラシックコンサートは、空き席がある時は当日券が出て、安く気軽に見られる】
というポストを見たんだけど、当日券のほうが安いというのは、日本のライブハウスのシステムとは逆で、おもしろいなと思った。
それは確かに気軽に入れるかもしれない。
もっとライブハウスに気軽に遊びに来てほしいと思うけど、なにかそもそも気軽じゃないなにかを、私が作ってしまってる可能性もあるかもしれない。


たとえば当たり前だと思っているワンドリンク別料金のシステムも、文字数やもろもろの関係で「+1d」とか略すの、私もよくやるんだけど(ツイッター…じゃない、エックスの文字数制限のせいだったりもしたけど)
わからない人にはさっぱりわからんよなぁ。


なんか、こんなこといまさら書いてるのかって感じでもありますが
いつまでもライブハウス中心で活動できるとは思っていないけど、なるべくずっとライブハウスに出入りしたい気持ちはあるから、せめてなるたけわかりやすく書くことで、ちょこっとでも門戸を広げて行けたらいいなぁと思っている今日このごろです。
posted by furani at 03:51| 日記

2023年09月30日

勤労福祉会館へのアクセス【3.荻窪駅からバスルート】

勤労福祉会館へのアクセス
3 JR中央線 荻窪駅から バスバス(乗車時間約9分) 下車 1分

Google Map



JR荻窪駅 は中央線
東京メトロ丸ノ内線と
東京メトロ東西線 が通っています。
中央線だと新宿から10分弱、国分寺から20分です。
中央特快、青梅特快は止まりません。
中央線.png


荻窪駅の東改札から
北口方面へエスカレーターをのぼります。
北口.png


地上に出ると目の前がロータリーで
0番。1番、4番のどれかの のりばから、バスに乗ります。
0番.jpeg

ひらめきちなみに関東バスは前乗り 後ろ降り220円 先払いです

乗れるのはこちら。
2、3分に1本のペースでがんがん走ってます。

荻30 青梅街道営業所行(1番のりば)
荻32 武蔵関駅行(0番のりば)
荻33 電通裏行(0番のりば)
荻34 北裏行(0番のりば)
荻35 武蔵野大学行(0番のりば)
荻36 南善福寺行(0番のりば)
荻40 立教女学院行(4番のりば)

いい気分(温泉)到着したい時間の15〜20分前に荻窪駅でOKくらいです

7つめの停留所 桃井四丁目 で下車。
荻窪駅北口→上荻一丁目→四面道→上荻二丁目→八丁→荻窪警察署前→日産自動車前→桃井四丁目
この写真はおりたところ。
進行方向の先の交差点が「桃井四丁目」交差点
そこまで進みます
桃4.jpeg
バス停から.png


横断歩道を渡って、すぐそこの建物です。
桃井4.png


入り口を入って奥に進むと、ホールがあります。
正面入口.jpeg
posted by furani at 04:14| 日記

2023年05月16日

メモ

メモ

Macのプレビューでpdfとか開くと、デフォルトでちょっと小さい印刷になってしまって、
毎回毎回、100%に指定し直さなくちゃいけないのがしんどい。
なんか設定できるだろうと思って調べたのでメモ。

http://muku.uiui.net/item/85
より引用


ターミナルを開いて以下を入力しreturnキーを押します。
(表示上2行になってますが、1行で入力して下さい。)

defaults write com.apple.Preview PVImagePrintingScaleMode 0
元に戻す場合は

defaults delete com.apple.Preview PVImagePrintingScaleMode
これで、サイズ調整100%がデフォルトになります。
ただサイズ調整100%だと印刷されない領域が出てくるかもしれませんのでご注意を。

自動回転も無効をデフォルトにしたい場合は
ターミナルを開いて以下を入力しreturnキーを押します。

defaults write com.apple.Preview PVImagePrintingScaleMode 0
元に戻す場合は

defaults delete com.apple.Preview PVImagePrintingAutoRotate
posted by furani at 12:43| 日記

2023年03月28日

CASIOのキーボード備忘録

CASIOのキーボードで、MIDIのCC64 (サスティンペダル)のデータが重複する。

私は最近マスターキーボードに CDP-S110を使っています。
(USBしかないので、わざわざUSB MIDI HOSTの機器をかませている)

MIDIのモニタリングをすると、どうも、1チャンネルと2チャンネルに同時にデータが入っている。
これは仕様で…

こちらの記事を参考に↓
https://leez.info/archives/3777

CASIOのサイトでも↓
https://www.casio.com/jp/support/electronic-musical-instruments/faq/article/00/12/46/48/

複数のMIDIチャンネルへのペダルメッセージが不要な場合は、設定により不要なメッセージの除外を行ってご利用ください。


Digital Performerでは、MPEのため、(インプットが any/どれでも になっている状態)
ダブって同時にデータが入ってしまうので
「マルチレコード」をONにすることで、回避できる。
posted by furani at 23:15| 日記

2023年01月05日

お願い

再三、会場などにお手紙をくださる、N沢様
差出人住所が書いていないため、返信ができません。
住所の記載をお願いいたします。
宜しくお願いいたします。
posted by furani at 21:48| 日記

2022年09月04日

よしださん

Miracle Kidzの吉田社長が、8月30日に亡くなりました。
本当に本当にお世話になった人で、憧れの人で、ライブにも何度も来てくださったり
この人のために頑張ろうと思えた人でした。

この方とのつながりを書くには、かなりたくさんのことを書かないといけないのですが
今自分はコロナ療養中で、時間があるので、書く事にしました。
長文になります。

よしださんは、ゲームのくにおくんシリーズの、ダウンタウン熱血シリーズを作った人です。
自分は子供のころから、くにおくんシリーズが好きな、いちファンでした。
そこからよしださんに声をかけていただき、ゲームの音楽を作らせていただくところまで繋がります。

----------

私のくにおくんとの出会いは、ファミコン時代に遡ります。
ファミコン発売当初は、自分はファミコンを持っていませんでした。結構親も厳しかったのです。
やっぱり買ってもらえなかった家もほかにもあったようで、
放課後、たまに男子が家にピンポーンとやってきて、「お前んち、ファミコンある?」と聞いてきました。(うちもないよ!)

しかし、自分は5歳下の弟がおり、たしか弟が小1の時に、弟が友達の家に遊びに(ファミコンしに)行ってばかりだからと、
ようやく買ってもらったファミコンが家にやってきます。
そういえばほかにも、あまり自分は漫画を買ってもらえなかったのですが、弟はジャンプを買うことを許されていて、
読み終わったジャンプを私も読ませてもらっていたのを思い出しました。
やっぱり2人目とか、男の子には、親というのは甘いものなのでしょうか。
ともかく、だから自分のファミコンや漫画の知識は、ちょこっと年下の男子のような感じや嗜好だったりしていました。

そんな弟と、いつかのお正月明けに、一緒に自転車でゲーム屋さんに行きました。
当時は新聞に挟まった広告の中に、ゲーム屋さんのチラシがよく入っていたんですよね。それを見て。
「あ、これ友達も持ってる」と言って弟が手に取ったのは、くにおくんシリーズの「ダウンタウン熱血物語」
なかばジャケ買いのようにして、そのピンクの箱のソフトを買って帰りました。
これが私のくにおくんとの出会いでした。
その後、弟たちのソフトの貸し借りなんかもあったりで、ほかのくにおくんシリーズも遊ぶようになりました。

くにおくんシリーズの中でも、かわいらしい頭身のシリーズが、かわいくてすごく好きでしたが、
まさにこれが、よしださんの作ったものになります。
その前の「熱血硬派くにおくん」は、もとはゲーセンのもっと頭身の高いツッパリの喧嘩ゲームで、そのままコンシューマー移植もされましたが
よしださんが、がらっと頭身を変えた、かわいいくにおくんを作ったのだそうです。
よしださんの話では、当時は社長にも、売れなかったらどうしてくれるんだ、なんて言われていたようですが、
結果、ものすごい売り上げを上げることになります。
この、かわいいくにおくんが好きなので、自分はツッパリが喧嘩するゲームが好きなわけではないんです。

くにおくんはそもそもの設定は不良ですが、正義の不良(?)で、いろんなスポーツをやったりします。
必殺シュートに当たったキャラが地球を何周も飛ばされるドッジボール、
木桶を投げたらかぶったまま走ってしまう時代劇、
喫茶店でパフェを頼めばグラスごと食べてしまう熱血物語、
はちゃめちゃなのにキャラクターはかわいくて、大好きなシリーズになりました。

しかもすごいのが、ドット絵で描かれたキャラクターたちは、よく見ると口より下はみんな一緒なのです。
学ランとかの色が違うくらい。目と髪型で、膨大なキャラたちが描き分けられています。
これもみんな、よしださんの作ったものです。

少し話が逸れますが、自分は、今では少しだけゲームの音楽も作らせてもらったりしていますが
当時弟が、友達連中と、たたみに寝っ転がりながらわいわいファミコンで遊んでいるのをよく見ていた折に
野球かゲームばっかりして音楽なんてまったく興味のなさそうな悪ガキたちが、
ゲームで流れている曲をデデデ唱(8bitなファミコンの曲を歌おうとすると、歌詞が自然とデデデになる)で口ずさみながら遊んでいるのがすごいことだなと思って
いつかゲームの音楽を作りたいな、と、当時から思っていました。
ゲームの音楽は特に、ドラクエの音楽が好きで、エレクトーンで弾きまくっていた小学生時代でしたが、
もちろん、くにおくんの曲も、たくさんカセットテープに録音したり、楽譜を書いたりしていました。



話を戻しまして。
このあたりは記憶の時系列がごちゃごちゃなのですが、
・くにおくんを作っているテクノスジャパンのテレホンサービスをよく聞いていた(当時はどのゲーム会社にもテレホンサービスがありました)
・ゲームを買うと中に同封されいてる感想のハガキを律儀に出していた
・コンビニで雑誌「ファミコン4コマ王国」の、くにおくん特集に出会った
このあたりのどれか、もしくは複合の理由で、テクノスジャパン主催の「テクノスジャパンファンクラブ」なるものが始まることを知り、
その、テクノスジャパンファンクラブの会員になります。

のちに、ファミコン4コマ王国はファミコン王国→ゲーム王国と名前を変えていくのですが
ファミコン王国時代に、「くにおくん!熱血勝負!」というくにおくんの漫画を連載した藤井昌浩先生の大ファンになり、
月2回ファンレターを送ったり(隔月の雑誌で打ち合わせも隔月のため、私のファンレターは4通同時に受け取っていたよう)
先生がよく行くファミレスを知ったら、そこでバイトまでして、ついには先生にお会いしてしまうほどの、
今の時代ならストーカーギリギリ(?)の推し活をしたりもしていました。
(藤井先生は数年前お亡くなりになっており、葬儀にも行きました)

同級生の女子たちの中では私は異色で、みんながスラムダンクなどに夢中な時に、
ひとりで、くにおくんくにおくんくにおくん言っていたのを記憶しています。


が…自分が高校を卒業したのとほぼ同時に、テクノスジャパンが倒産します。
テレホンサービスが終了し、ゲーム雑誌にも情報がなくなり…
1995年の話なので、今みたいに、検索すれば情報が出てくるわけではありません。あとあと、やはり倒産したのだとわかりました。
最後の頃は、もうゲームをちゃんと作れる人は残っていなかったと聞いておりますが
よしださんも、その頃にはもうとっくにテクノスジャパンにはいなかったそうです。
くにおくんは、高校生のキャラクターなので、自分と一緒に高校を卒業したのだ…と思うことにしましたが
なんとももやもやした気持ちが収まらず
ある時、くにおくんのファンサイトを作ることを思いつきます。

当時は、まだホームページやらインターネットの黎明期で、テレホーダイとか言ってた時代で、
gooとかインフォシークとか検索エンジンで「くにお」と検索しても
「お近くにお越しの方は…」という文章しかひっかからなかったりする世界線です。
Yahooに載せてもらうためには、自らのページを自己推薦する必要があったりもしました。
その時作ったくにおくんのファンページは「くにおMANIA」というサイトで、今でも残してありますが
大人の事情はなにも知らず、ただの純粋な好きという気持ちだけで作ったサイトです。
くにおくんファンやくにおくんを作っていた人が集まってくれば、くにおくんの情報がわかったり、いつかまたくにおくんに会えるかもしれないと思っていました。

その後、2~3年で、徐々に同じようなくにおくんのファンサイトも増えて行きました。
ウェブリングに登録してくれるサイトも一時は40サイトほどあったり、
掲示板でのくにおくんファン同士の交流も、とても活気にあふれ楽しい時期でした。



そんなある時、元テクノスジャパンの海老沼さん(ダブルドラゴンを主に作っていた人)が
私の くにおMANIAを見つけ、書き込みをしてくれました。
「こんなサイトがあるなんて驚いた。」「必ずや、みなさんを、元テクノスの人達に会わせます」
といった内容だったと記憶しています。

そして、海老沼さんのおかげで、元テクノスの人達に本当にお会いする日がやってきます。
海老沼さんとしても、特に私に合わせたかったのが、よしださんらしく、
お会いする前に、よしださんとは電話でたくさんお話もできたのですが
私が仕事の研修で大部屋にいる時だったのを覚えているので、2000年の3月くらいのことだったはずです。
もうめちゃくちゃ早口で、ひとつ紐を引っ張ったらその先のものが芋づる式にたくさんたくさん飛び出してきて、
はじめはメモを取って聞いていたら何ページにもなって、だんだんこっちがわけがわからなくなってきて、それでも全然話が終わらなくて
とにかく泉のようにアイディアが湧き出る、こんな人に会ったことないというくらい、わけもわからずものすごい人でした。
電話も、一度話し出すとすごく長くなってしまうのです。

確か、よしださんにリアルで初めてお会いできたのは、
元テクノスの人が何人か来るという飲み会に参加させていただいた時だったかと思います。
よしださん以外にも、この人はくにおくんに出てくる誰々のモデルだとか、この人は何を作った人だとか、
貴重な方々ともお会いして、緊張しまくりだった記憶です。

掲示板で有志を募り、くにおくんファン数人で集まり、うちでゲーム大会をしたこともあります。
よしださんもその会に来てくださり、みんなにくにおくんの貴重な話を話してくれました。
それまで常々、こんな貴重な話を自分一人で聞いているなんて勿体ないと思っていたので、
集まった何人かにもよしださんの話を聞いてもらえたことがすごく嬉しかったのを覚えています。
ファンからすると、本当に夢のような時間なのです。


その後も、くにおくんファンの何人かで集まる機会を何度か設けました。
いつかくにおくんを復活させたいという思いもあり、プログラムのできる人など定期的に人を集めていたと思います。
お花見をしよう!と企画した時には、やっと予定が合った頃にはもう桜は散っていて、
「葉っぱ見」として集まりました。
よしださんがつんつん、としてくれて、見ると、上を指差していて
「こうやって葉っぱに街灯の光があたると、花みたいに見えますね」
といってニコニコしていたのを思い出します。
葉っぱ見も、2、3年くらいやったような気がします。夜の市ヶ谷の公園で。

他にも、何の時だったか、新宿でふたりで始発を待って話していたこともあります。
その時もとにかく話が芋づる式です。お腹が痛い、眠い、と思いつつ、よしださんの話を聞いていました。
すらっとして格好良くて、長い髪をひとつに結わえ、雪駄ですごいスピードで歩き颯爽と「おつかれさまです!」と現れるよしださん。
とてもとても変わった人だけど、とにかく純粋にゲームづくりのことばかり考えていて、
憧れのクリエイターとしてすごく尊敬していました。
そして、自分みたいな者にも、常に丁寧語で話される人でした。



そして、数年経った頃、本格的によしださんが動き出します。
くにおくんを作ろうと、神田の魚民で何度もファンの有志で集まっては、何を作るとかいろいろ話しをして、
その度に、よしださんはみんなに一生懸命ご馳走をしてくれるのでした。
よしださんは、お肉を食べないので、いつも魚民です。
お肉は、昔は食べていたけど、本来の人間の持つ不思議な力が出るから、お肉を食べないのだと私は聞いていました。
よくナッツをモミモミして塩を落としながら食べていて、
「ナッツを食べると綺麗になりますよ、みんなが振り返るくらい」などと言って私にも勧めてくれました。

さあ、いよいよ、いろいろ整って、くにおくんがまた復活できるぞ!ということになった時、
くにおMANIAでお知らせしてください、とよしださんに言われて、書いてみたのですが、
インターネットの海で、エセ情報だとか、さんざん叩かれました。
(その後、実際にくにおくんのドッジボールをリリースするという記事が出て、誤解は解けました)
くにおMANIAは、今では到底考えられないへっぽこサイトですが、当時はほんのちょっぴり拡散力があったのです。
掲示板もたまに荒れることもありました。
なにしろテクノスジャパンの社長、瀧くにおさんが「俺が本物のくにおだ!」と書き込みをしにきてくれたこともあったのに
みんなに「偽物だ!」と叩かれて、しゅんとさせてしまった、なんてこともあったのです。
(これもよしださんから聞いた情報です。なんなら自分も偽物かもしれないと思っていました)


そして、よしださんがゲームリリースに先駆け株式会社Miracle Kidzを設立します。
Miracle Kidzでは、ゲーム作りをするのと、今までのくにおくんの資料を本などにして、即売会などで売り始めました。
コミケにも出ました。
その時新発売の本やCDがみんなブースに届き、それがものすごい量で、
暑くて暑くて、人もものすごくいっぱい来て、ほんとうに戦場みたいでした…。
あそこは企業じゃないのか、版権は大丈夫なのか…
叩いたり、いろいろ問題視する人もいました。
でもよしださんは、版権については瀧さんにOKをいただいているのだから問題ないと、自分なりにクリアにしたやり方でやっていました。

ごく最近は、イベントはゲームレジェンドにだけ毎回参加していました。
よしださんだけがサークルの入場チケットを持っているので、
手伝いで行っても、よしださんが来るまで本来は入れなかったりするのですが
「よしださんからチケットをもらってなくて…」と説明したら、
「よしださんですかぁ、なら仕方ないですね〜」とスタッフの方から許可をいただき、入れていただいたこともありました。
そんな風に、人間性に惹かれる味方もたくさんできる人でした。

ブース内でにこやかに立っているよしださんを何度も見たり、話した方もいると思います。
新作への意気込みや懐かしい話など、気さくにみんなに話していました。
自分も最近はすっかり、イベントの売り子くらいの仕事しかできていませんでしたが
在庫はうちに置いてあるものもあったし、せめてそれくらいはさせていただきたいと思っていました。
敵を作ることがあっても、
「私はよしださんのためにこれをやりたい、よしださんのために頑張ろう」
ただただ、そう思っていました。

「集い」として、ファンのみんなで集まる会も何度かやりました。
体育館に大人40人くらい集まって、リアルドッジボールをしたこともありました。
よしださんは、ファンとの交流も大事にする、とても気さくな人でした。
また、よしださんは、誕生日には必ず、仲間にお誕生日おめでとうラインをくれました。
誕生日にはすごく敏感で、くにおくんに出てくるキャラたちも、動物占いとかをしっかり調べて誕生日を決めているようでした。

ゲームは、ドッジボールを作りました。自分も音楽を担当しました。
はじめはPC版、その後Xbox版、Wiiウェア版と、ステージが増えると音楽も増やし、作っていました。
よしださんはもともと音楽をしていた人なので、音楽面でもよくアドバイスをいただきました。
ちょうどWiiのドッジボールの音楽を作っている時、2011年の震災が起きて
自分は恐怖のあまり、何日かは、何も作業ができなくなってしまったのですが
よしださんが「私たちの毎日は、何も変わっていないですよ」と冷静にアドバイスをくれて、
その後、頭になにも音楽が思い浮かばないところから、言葉通り七転八倒しながらも、
なんとか、なぞのぐんだんの曲や、神社ステージの曲などを書きました。
すごくいい感じになってきた、とよしださんが褒めてくれたのを覚えています。
それで、やっと調子も戻ってきて、全曲作り終えるに至りました。

音楽といえば、よしださんは自分のライブにも何度も足を運んでくれました。
1年に1回、ワンマンライブをしているのですが、とくにその時など大事なライブの時はよく応援に来てくれました。
自分が声がうまく出せなくて悩んでいる時は、ボイトレについてのアドバイスをもらったり
あの曲はこういうふうになるともっといい、など音楽面のアドバイスもたくさんもらいました。
なんなら、ジャズピアノのレッスンのやり方のアドバイスまでもらったこともあります。
最後には、コロナ前の2019年の自分のオーケストラ編成ののライブに遊びにきてくれました。



よしださんは最近も、いろいろと作っていて、今年の4月には私も作業のお手伝いをして、データのやり取りもしました。
その際、電話で話した時には、体の具合があまりよくなさそうでした。
腎臓も片方なかったりで(子供の頃からのようですが)、
「外へ出るには、体の水分をお風呂とかで出し切ってからでないと難しいから、いつもなかなか待ち合わせに時間通りに行けなかった」
ということも話していました。
確かに、よしださんはいつくるかな、そろそろくるかな…と、待っているシチュエーションが今までよくあったなと思います。
この時は忙しくて、そこまで真剣に話を聞けなかった気がして、すごく後悔しています。
もしかしたら、かなり体調が悪くて、暗に自分に何かあるかもと示唆していたのかもしれません。

ここ数年はよしださんは痛風にも悩まされていて、イベントに来た時に手の指がぱんぱんに腫れていて
「これでもだいぶよくなったのです」と言っていてびっくりしたこともあります。
手の痛風は足の何倍も痛いようで、普通なら耐えられないような痛みでも、どういうわけか我慢してしまっていたのではないかと思います。

もっと早く、病院に行ってくださいと言うべきだったのか、言ったら行ってくれたのか、わかりませんが
8月28日に、ご兄弟の方に、体調が深刻であることを連絡し、救急搬送され、
はじめはまだ意識もあったけれど、容体が悪化し、管にたくさん繋がれて話せなくなり、
そのまま8月30日に亡くなったそうです。
こちら、ご兄弟の方と連絡を取ってわかりました。
死因は細かく聞いていませんが、心臓がよくなかったそうです。
コロナ禍でなければ、みんなで参列できる葬儀もあったかもしれません。とても残念です。


長く長く、書きましたが、とにかく、自分がくにおくんにここまで関わって来られたのは、よしださんのおかげなのです。
本当に、人生を変えてくれた人です。
こんなにたくさんの人たちと知り合えたこと、たくさん勉強をさせていただけたことも、すべてはよしださんのおかげで、
思い起こせば、笑顔のよしださんばかり浮かんできて、とても悲しいです。
まだまだたくさん物を作りたかっただろうし、この先への構想もたくさんあったし、
途中まで作って立ち消えになったものも、たくさんあったはずです。
あくまで、Miracle Kidzは社長よしださん一人ものので、私も社員ではありません。
お世話になってきたよしだキッズ達で、できる範囲ではありますが、
いつかそれらを形にできないか、これから話し合いたいと思っています。

私はものづくりという点では音楽しか作れませんが、
集いの企画の経験もあるので、もうすこしコロナが落ち着いたら、いつか必ず、よしださんの会を開きたいという野望があります。
あれだけ、みんなでわいわいするのが好きな人だから、それを望んでいるはずと思います。
せめてそうして、未来のことを考えていないと、よしださんがいないという事実に押しつぶされそうでダメなのもあります。

よしださん。最近は痛かったり、つらかったりしたでしょうから、少しはゆっくり休んで…
と言っても、きっとあなたはあちらに行っても、まだまだゲームを作り続けたいのだと思います。
これからは、思いっきり、大好きなゲームを作ってください。
私もいつかあちらに行った時、遊ぶのを楽しみにしています。
そして私は、いつかよしださんもびっくりするような、いい音楽を作り出せるよう、こっちでもっともっと頑張ります。
本当にありがとうございました。
posted by furani at 21:32| 日記

2021年04月10日

人生初救急車

S__7757826.jpg
あまりの肩こりに、20分だけ…と もみほぐし店に行ったのですが
施術中に貧血になり、人生初救急車を経験しました。

貧血で意識飛ぶのはたぶん5回目。電車でお腹痛かった時とか。
もみほぐし中は初。(ちょっと痛すぎたみたい)
もみほぐしやマッサージで血がめぐりすぎて貧血って、たまにあるのです。
血流が急激によくなりすぎて、血圧が下がるせい。

だから一時的なもので、休んだら全然大丈夫そうと思ってたんだけど、
もみほぐし店の方がご丁寧に救急隊の方を呼んでくださってしまい
救急隊の人にも、歩いて帰れますと言ったんだけど
「どうしても帰るというなら、しかたないですけど…」と言う感じだったし
何度か意識消失してたみたいだし、やっぱりちゃんと診てもらうべきだとのことで、
それなら、と救急車に乗せていただくことに。

意識ばっちりでストレッチャーで運ばれ、大変恥ずかしかったです。
(しかたないので手で顔を隠してましたw)

救急隊の人に、救急車はお金がかかりますかと聞くほどに元気。
救急車での会話にしてはのんきに聞こえるけど、由々しき問題なのだ。
「かかりませんよ」とのこと。ほっ…
「でも病院で診察するお金はかかります」ですよね…。

場所が近かったのもあり、乳がん治療に通っている病院に搬送。
そして、昨年まで抗がん剤は救急外来でやってもらってたので
ストレッチャーで到着した救急外来の看護師さんがもちろん顔見知り。
「あら〜お久しぶり〜」と…。
ホントすみません。
もっと必要な方もいるし医療も逼迫しているのに
こんなことで来てホントすみません…。

結局血圧測って問診しただけで4000円ちょっとかかりました。
「大丈夫そうですね、ハイ」で終わり。ちゃんと診てくれてない笑
でもついこないだCTだのなんだのやったばかりですもんね。
もみほぐしより高くつきました…。


もちろん、もうなんともありません。
もみほぐし店の人にも申し訳ない気持ちでいっぱいです。(悲)

あと、短い時間でお願いしたので、椅子タイプの施術を受けてたんだけど、
私のようなタイプは、必ずベッドで受けるべきだなと反省しました。
みなさまもどうぞお気をつけください。
posted by furani at 23:59| 日記

2021年04月08日

Webフライヤーのデザイン

すっごいどうでもいい話なんですが
PhotoshopとIllustratorを買ってから9年がたちました。
クリエイティブクラウドで、毎月お布施する形にこれから移行すると聞いた2012年に
慌てて、まだ現行だったCS6を買ったのでした。

Photoshopの使用用途は、今は、送られてきた譜面が薄かった時なんかに、
補正に使うのが一番多かったり…
でも、フライヤーとかも相変わらず頑張って作ってます。

徹ちゃんとやっている2台鍵盤企画
「酒とピアノと徹とフラニ」のWebフライヤーが
毎回、とっても渋くできあがっているので、まとめてみました笑

1杯目
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2杯目
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3杯目
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4杯目
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ここまでは同じ絵を使ってました。

ここから絵が変わります。
5杯目
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6杯目
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7杯目
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クリスマスっぽく。

8杯目
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桜の時期なので。渋くなりました。

9杯目
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ビールを際立たせてみました。
posted by furani at 23:14| 日記

2021年04月06日

メールフォーム復活しました

最近レンタルサーバーを移転した(安いプランにした)のですが、
なんとか無事できためでたしめでたしと思っていたら
メールフォームのCGIファイルのパーミッションを変更し忘れていました。
1〜2週間メールフォームから連絡できなかったかと思われます。
すみませんでした>
posted by furani at 13:41| 日記