2023年11月01日

雑記 adv / doorとか

ライブハウスで育ってきた(と思っている)自分。
初めてのライブハウスは高校生の時だった。

井の頭公園でサックスを吹いていたお兄さんにチケットを買わされて(マジでそんな感じ)はじめてライブハウスに足を踏み入れたのだけど

ワンドリンクって何?
なんでこんなにでっかい音なの?
お目当てじゃないバンドいっぱい出てくるけど何?(対バン形式のことももちろん知らない)

わからないことばっかりだった。


さすがに30年近くもライブハウスに出入りしていて、だいたいのことは当たり前にわかっているけども、それでも、これは初見じゃわかんないよなぁと思うことも多いし、慣習になってるから見過ごしていることも多い。


その一つが「前売り料金」

前売2000円 当日2500円とかのやつ。
これはそもそも、「紙のチケットを何らかの形で事前に買うと、当日ふらっと会場に行くよりもちょこっと安いよ」というシステムだったのかな?と思っているが(そのシステム自体ない会場ももちろんあるが)
これだけSNSやら発達した世の中だし、でっかいコンサートみたいにコンビニ発券なんてシステムも小さなライブハウスにはなかなか無いので、メール等で【チケット取り置きのご予約を受け付ける】形にしていることが多い。

会場によってはそもそも紙のチケットがない(自分で作ることもあるけど)こともあって、そうなってくるともうなんにも前売りしてなくて、ただの【行きますよという約束】になる。
だから、ライブ告知で【前売】と書いていても、実際は【予約】を受け付けているだけだよなぁと思う。


でも
【予約】【当日】って並べちゃうと、なんかちょこっとわかりにくくなりません?
【予約あり】【予約なし】ってことなんだけど、そう書くのもなんか微妙な気がするし
【前売】【当日】のほうが直感的な気がしなくもない。

前売りしたり予約を受け付けることで、だいたいのお客様の数が把握できて、席数を調整したりソールドアウトの対応もできる(私クラスになると滅多にお目にかかれませんが)ので、前売りや予約をしていただけると大変ありがたい。
だから前売りや予約にメリットをつける意味もあって、ご予約なしの当日料金を少し高くするシステムなのかしらと思っている。


ただ、この 【予約システム】には問題もあって、 【予約】の時点ではソールドアウトになったのに、蓋を開けてみたら全然満席じゃない、つまりウソの予約が入っているという問題もほうぼうで起こっている。
予約の時点では支払いもされてないので、無断キャンセルが2桁とかにのぼると、さすがに困ってしまうのだ。


あと、adv / door ってかっこよく書いてるのも見たことあるけど

advはAdvance Ticketで、「前払」的な意味、つまり前売り料金のこと
doorは当日に入り口で買う(dayと書いてることも)、つまり当日料金のこと。

【前売】【当日】とか書くのがスタイリッシュじゃなく見えて使うのかもだけど…
これはさすがの私もわからなくてはじめググりました。
こういう表記をしてしまうと、慣れてないと行きにくいような、ライブハウスの門戸を狭めてしまう気がして心配になる。


ツイッター…じゃないや、エックスで
【海外のクラシックコンサートは、空き席がある時は当日券が出て、安く気軽に見られる】
というポストを見たんだけど、当日券のほうが安いというのは、日本のライブハウスのシステムとは逆で、おもしろいなと思った。
それは確かに気軽に入れるかもしれない。
もっとライブハウスに気軽に遊びに来てほしいと思うけど、なにかそもそも気軽じゃないなにかを、私が作ってしまってる可能性もあるかもしれない。


たとえば当たり前だと思っているワンドリンク別料金のシステムも、文字数やもろもろの関係で「+1d」とか略すの、私もよくやるんだけど(ツイッター…じゃない、エックスの文字数制限のせいだったりもしたけど)
わからない人にはさっぱりわからんよなぁ。


なんか、こんなこといまさら書いてるのかって感じでもありますが
いつまでもライブハウス中心で活動できるとは思っていないけど、なるべくずっとライブハウスに出入りしたい気持ちはあるから、せめてなるたけわかりやすく書くことで、ちょこっとでも門戸を広げて行けたらいいなぁと思っている今日このごろです。
posted by furani at 03:51| 日記